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2018年バリ島新国際空港の建設計画と知っておくべき最新情報!

バリ島の新空港建設の噂は何年も前から聞いたことがある方が多いと思います。今年はバリ州知事が新たな人物に代わり、政府による建設計画がいよいよ着実に進められて行きそうな動きがあります。

また2019年4月には、インドネシア大統領選挙もあり今年~来年にかけて大きなアクションがあるかも知れません。

 

今回は「バリ島の新国際空港の建設計画はどうなっているのか?」バリ州政府の最近の発表と建設計画の現状についてお伝えいたします。

 

  • 2018年も増加傾向にあるバリ島への渡航者数
  • デンパサール空港は大きく拡張化せず、バリ島北部に建設を予定する!
  • 観光開発の現状とインフラの必要性
  • 新国際空港はどこにできるの?
  • ランドバンキングは今がチャンス?
  •  現地を視察しに行く場合の注意点

 

2018年も増加傾向にあるバリ島への渡航者数

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日本が夏休みの時期(7~8月頃)、バリ島に遊びに来られた方はご存知だと思いますが、観光ハイシーズンのこの時期、デンパサール空港は非常に多くの観光客で込み合っています。入国審査のカウンターの前には順番を待つ人の長蛇の列ができている光景に愕然とされた方もいるでしょう。

既にデンパサール空港では運航できる便の数もキャパシティーに達しており、深夜だろうと早朝だろうと大量の観光客が毎日出入国をしています。2016年は搭乗者数19,986,415人、2017年は火山の噴火が騒がれましたが22,863,647人、そして2018年の7月レバラン休暇の時点で昨年の利用者数を超えています。

 

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デンパサール空港は大きく拡張化せず、バリ島北部に建設を予定する!

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今年新しくバリ州知事に就任した I wayang koster(イ・ワヤン・コステル氏)の最近の報道で「バリ島のツーリズムインフラのサポートを継続するために、国際空港を北部のBuleleng(ブレレン県)に建設の計画を進める」という発言がありました。

同氏によると、デンパサール空港を拡張建設をした場合、滑走路を広げるために海を埋め立てる必要があり、その総工費としてRp.25兆(約1,882億円)が想定されるとのこと。

「建設の予算、着工期間や技術的なリスクなども考慮すると、Bulelengに空港を建設した方が現実的である」と今月8日(土)に述べています。この意見に関してはインドネシア国土交通大臣も同意をしており、コステル氏就任後、3度に渡って新空港建設の打ち合わせが行われました。現状バリ北部国際空港の建設計画については、まだ研究を進めており、年内には建設予定地ともに発表されるとのことでした。

 

観光開発の現状とインフラの必要性

バリ島の観光産業は、主に空港周辺から南部のエリアに集中しており、繁華街はホテルや飲食店の数も多く、デンパサール空港と同様にほぼ飽和状態と言えます。空港から海上高速道路までの渋滞は地下道(アンダーパス)の建設が終わり渋滞解消に一役買ってくれることを願います。サンセットロードの交差点は現在イマンボンジョル通りのショッピングセンター建設の為、元々交通量が多い場所が封鎖されているため毎日渋滞が起こります。道路拡張工事も行ってはいますが押し寄せる観光客や移住者の数の勢いの方が勝っている気がします。

 

新国際空港はどこにできるの?

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バリ州政府の正式発表はまだですが、Buleleng(ブレレン県)の中で候補地と噂されているのは、最北部のSingaraja(シンガラジャ)という場所です。※赤い線で囲まれたエリアがBulelengです。

Singarajaは観光地としては有名ではありませんが、1849~1953年にかけてオランダの植民地で、インドネシア共和国として独立後、1958年までは行政の中心エリアだったという歴史があります。

Singarajaから西に行くとのんびりした田舎の風景の先にロビナビーチが広がっています。海沿いは人混みとは無縁でとても穏やかな雰囲気です。老舗ホテルやちょっとしてレストランとカフェがいくつかあるだけの素朴な場所です。どうやらこの周辺が新空港建設の候補地であると噂されています。

 

ランドバンキングは今がチャンス?

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新空港の建設は、バリ島の観光産業やインフラ整備によるさらなる経済発展が見込めるとあって投資家も注目しています。実際に空港建設が「着工され始めた時点」では周辺の土地の値段が爆上げするだろうということは過去の歴史が証明しています。ただの田んぼだったスミニャックやチャングーエリアは土地の値段が数年間で倍になった場所です、空港からクタ周辺が発展し、北へ、北へと開発の波が押し寄せました。それより先のタバナンまでもが大きく発展するとは少し考え難いのは、このエリアまで来ると空港から車で1時間以上かかり利便性が落ちるからです。なので成熟しきった南部エリアから離れた北部に空港建設がされることは観光開発においてさらなる発展の大きなうねりを生み出す力を秘めているということです。

 

 現地を視察しに行く場合の注意点

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なるべく値上がりする前に購入して仕込んで置くということがランドバンキングにおいての前提ですが、同様にどのぐらいの期間で値上がりし、売却先や造成地としての計画はどうなっているのかをきちんと調べ上げて見極めることが大切です!土地投資の場合は数年~数十年という長期的な期間になるので、国の情勢と法律、不動産取引のルール、ディベロッパーの計画等、考慮に入れるべき情報をすべて検討したうえで取り組みましょう。

 

 まとめ

バリ島観光開発のさらなる発展のカギとなる、新国際空港の建設の計画は、今もっとも注意して聞いておくべき情報です。建設にあたっては、既に中国の民間企業も関与しようとしているという噂もあります。

今後もバリ州政府の同行やニュースに注目し、いち早くお伝えしていきます。楽園バリスタイルでは現地視察ツアーも主催しております。どうぞお問い合わせ下さい。

 

参考情報元:Bisnis.com